がんと向き合える人になるために

私の父は50代後半のころ、体調を崩し、病院で診察を受けました。診断結果は胃がんでしたが、そのころはまだ、がんは治る病というよりは、運が良ければ助かるというイメージでした。

そのため、父には前向きに治療に励んでもらうため、胃潰瘍であると伝え、がんであることは徹底して伏せてきました。それは来年81歳の誕生日を迎える今日まで、相変わらず伏せてあります。

ただ、腸ねん転を起こした際には、胃を切除している手術が病院の記録、つまりがんであるということと、本人の申告である胃潰瘍とでズレが生じ、医師が怪訝な顔をしたことがあり、家族は冷や汗をかくことになりました。

今は医学も進歩し、がんであっても早期発見であれば、かなりの確率で治る病気になってきました。情報もインターネットの普及により、医学的な分野のことでさえ、患者側に前もって知識がえられるようになりました。
http://www.gan-kenkou.biz/

そうなると、いくら隠したとしても、治療の内容から気が付くということがほとんどでしょう。そのため、今は告知して治療に臨むのだと思います。がん治療と向き合う人の情報サイトを見ると、やはりまずはがんであることを受け入れ、そしてしっかりと向き合ってからでないと、治療は進まないのだということを、つくづく感じます。

私も、もしがんと宣告されたら、頭が真っ白になるか、血の気を失って真っ青になるかのどちらかだと思います。さらには希望もやる気も失ってしまうことでしょう。けれど、そのとき、私の完治を望んでくれる人がいたなら、がんばろうと思います。

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